ehnmsのブログ

ボケ防止

自分自身の外側の自分

多分誰も共感してくれなさそうなんですが。

 

集中力がない時、ありますよね。

例えば、本を読んでいる時に夕飯のことを考えていたり、映画を見ているのに明日の仕事のことを心配していたりすることがあります。いわゆる心ここにあらず的な状態の時もあるし、飽きてしまって取りあえずポーズだけ取ってるみたいな時もある。これが生じると、当然読み終わった後や見終わった後に感想を聞かれても「面白かった」以上に気の利いた単語も出てこない。これってただ単に時間を浪費しているだけで、なんにもなっていないんですよね。睡眠時間にでも当てたほうが有意義じゃないかっていうレベルなんですよ。

例に挙げた本とか映画であれば別につまらなくなったり集中力無くなった時点で辞めたらいいのですが、人との会話とか仕事中にこういうモードに入ってしまうとものすごく困るんですよ。内容を覚えていなかったり、作業が進んでいなかったりする「無」の時間が出来てしまう。

こういうとき、自分の感覚的に言うと、変な方向に集中力を妨げている自分がいるような気がするんですよね。自分自身の感覚としてはその本とか映画に向き合っているつもりがあるのに、何かメタ視点の自分が別のことを考えている、みたいな。外側の自分みたいなやつがハンドルを変な方向に回している感じ。

これが特に起きやすいのは、何かしら心配事がある時な気がします。将来の不安とか漠然とした奴が最も厄介で、答えも出ない心配なので。人生の節目とか心配事が多い時ににこいつの出現率が高かったような気がします。

逆に、本当に心から集中していたり楽しんでいたりする時にはこいつがいない気がします。正確に言うといないわけではなくて、自分の行動とそいつのハンドルの方向が一致しているから違和感がなく、いない気がするみたいな。シンクロ率100%みたいな。

なので、集中力って多分飽きやすくてわがままで心配性なメタ視点の自分なんじゃないかなってちょっと思ったんですよ。だからってどうやって躾けるのかとかは思いついてないんですけど。